倉北ニュース

新生サッカー部の歩み②

今年度より、元プロサッカー選手で現在鳥取県の国体少年チームの監督も務めている下屋敷先生が倉北サッカー部の監督に赴任し、新たな歴史を作るべく新生サッカー部として活動をしています。

監督に4月からのこれまでの活動をブログ形式で紹介してもらいたいと思います。(part2)


6月 高校総体後のミーティング①

3年生は、卒業後の進路実現に向けて部活動を引退するのか、

秋に行われる高校サッカー選手権予選に向けて部活動を続けるのか選択をすることになります。

そこで、このタイミングでこれからのサッカー部の活動の方向性(コンセプト)を生徒に伝えました。

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【活動の目的】サッカー部の活動を通して、人間力を磨き、社会に貢献できる人になる

【チームの目標】地域に貢献できるチームになる

①人口最少県の鳥取県で育ってきた選手で全国高校サッカー選手権大会優勝

②地域のためにできることを考えて実行する

【スローガン】雪中松柏(寒さの厳しい雪の中でも松や柏は緑の葉の色を変えないこと)

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私自身、最初はただサッカーが好きで、ただサッカーが上手くなりたくて、ただ勝ちたくてサッカーをしていました。

学生時代はそれでいいのかもしれません。

しかし、TV放映もされるほど注目度の高い高校サッカーという競技特性も考慮したときに、

自分だけのためにサッカーをするのではなく、

自分プラス「誰か」を強烈に意識して活動する方が、結果的に自分自身の成長スピードも速めてくれると思うのです。

そして「誰かのために」活動することが自分の喜びや生きがいになれば、

それが『職業観』を育むことにつながり、「活動の目的」を果たすことにもつながると思っています。

 

理想は壮大ですが、現実はそんなに甘いものではありません。

一歩一歩、いまの自分たちにできることを丁寧に積み重ね、少しずつ少しずつゴールに近づいていく。

それがいつになるか分かりませんが、自分たちの信念を曲げずに「雪中松柏」の精神で進んでいく。

そういったチームのビジョンを明確にし、

その最初の礎を一緒に築いてくれる部員とこれからの歴史を紡いでいきたいと生徒に伝えました。

 

ここから、3年生2名・2年生2名・1年生3名・マネージャー1名の計8名(選手7名・マネージャー1名)で新生サッカー部の活動がスタートしました。